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ノベルジン

2017-07-11

2017年3月に国内初の低亜鉛血症の治療薬が承認されました。新薬というのではなく、ウィルソン病治療薬として承認されている「ノベルジン(一般名:酢酸亜鉛水和物)」に「低亜鉛血症」の適応で効能追加の承認がされた次第。

舌痛症という大きなくくり病名のなかで、亜鉛欠乏症の占める割合は相当に大きなものですが、今迄は低亜鉛血症の適応病名のある薬剤がなく、開業時は試薬の硫酸亜鉛を薬包紙に包んで自家製剤として処方しておりました。医院の風防のない電子天秤では、エアコンの風で天秤の目盛りが上下するものですから、夜中にクーラーを消して暑い中で分包しておりました。

最近ではプロマックという胃薬に亜鉛が含有されているとのことで、適応外処方で健保適用外とはなりますが処方いたしておりました。ただ、プロマックの含有亜鉛量では、治療域用量には届かず(元々胃薬で適応外なので仕方がありませんが)に苦慮しておりました。ただ、今時薬包紙に包んだ自家製剤よりは患者さんに安心感があるのかなと思っておりました。

今回はちゃんと適応病名があり、健保適用ができる薬品ができたというのは本当に画期的なこと。医療に対する緊縮政策の中では本当に有り難いことです。

欲をいえば、低亜鉛血症の診断で、血清亜鉛のみならず、ALPも保険適用にしていただければと思います。低亜鉛血症と亜鉛欠乏症はニアリーイコールで、血清亜鉛値が正常値でも亜鉛欠乏症としか考えられない症例に出くわしますが、肝臓や胆道系の検査項目であるALPの低値(肝臓や胆道系の異常であれば高値)は、亜鉛欠乏症を良く反映していると思います。ただ、歯科ではまず健保適用とはならず、切歯扼腕中です。

ここまで認めてくれたのなら、あとちょっとご配慮をと国に思うのは、甘え過ぎでしょうか。
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Re: タイトルなし

そうだったんですね。

小さい頃は亡くなった人の無念ばかりを感じておりましたが、この歳になるとどうしても残された側の気持ちを慮ることが多くなりました。

結婚して3ヶ月であれば、まだ淡い思い出ばかりを抱えて生きていくであろう新婦さんのことを考えるとやり切れませんよね。友人にも結婚後すぐに愛妻を亡くされた方がいるが、時間が彼を癒すことは無いように感じております。

ある遺伝学者の論ですが、寿命とそれにまつわる病気は遺伝子に記述されたものであるとのことですが、どう考えても承服できませんよね。

昨日は2名の死刑執行者が出たそうですが、いずれも躊躇なく人の命を奪った人だそうです。今回のご友人は死して人に悲しみを感じさせる人。神は本当に不平等です。

ただ、お互いに生きて、生きた喜びをその人の分まで堪能しましょうね。

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Re: ありがとうございます(﹡ˆωˆ﹡)

こんばんは。人の死については色々と考えさせられますよね。
昨日に日野原重明先生が亡くなられましたが、年齢的に先進医療がどうこうより、死は人生最後のフィナーレという考え方から、本人や周囲が納得する死期を整えるという考えがあったようで、それが多くの医療界のファンを得ていたとのことです。
ただ、突然死の場合、そのフィナーレが納得いくものとはなり難いですよね。
本当に今の生を楽しまなければいけませんよね。

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Re: お疲れ様です(o^^o)

同期の方は急性白血病だったんですね。
僕も歯肉からの異常な出血がある患者さんを内科に紹介したことがありましたが、細かな分類やそれに応じた治療というのは、内科の先生であっても血液内科といった専門医でないと(因みに開業内科の先生は消化器内科や呼吸器内科が多いらしいです)、よくわからないというのが現状らしいです。
ただ、専門医が少ないというのは御同僚の無念の慰めにはならんですが・・・。昨近は医学部も歯学部も専門医養成に力を入れていたようですが、振り戻しなのか視野の広い総合医養成に回帰しつつあるようです。
いつの間にか梅雨が明けて、夏となりましたが、暑さに負けず元気にいきましょうね!

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Re: こんばんは〜(≧ω≦)

こんにちは。最近、すっかり就寝が早くなり、お昼休みにお返事させていただいております。
梅雨らしい梅雨がなく、いきなり夏になったような感じで、水不足はどうかなと考えております。
日野原先生、本当に人格者ですよね。アメリカの論文に60歳以上の医師を主治医にすると寿命が短くなるという論文を最近みましたが、そんなのが完全にゴシップだと思える方です。最近の医師はドライな方が多いようですので、もう少し継承して欲しかったような気がします。
そうですよね。患者さんにとってみればいろんな専門があっても歯科医師は歯科医師ですので、ちょっと門外漢の勉強も必要かなと思います。なかなか腰が上がらないものですが・・・。
僕の方はといえば、従業員さんが充足したこともあるのと、夏休みに関わらず今年は児童の来院が少ないこともあって、静かな診療が続いております。医師の年齢が高くなればなるほど、患者さんの年齢層が上がるらしいので、僕もちょっと齢が増えたかななんて考えております。
昨夜は残念ながら、我が家の食卓には鰻はあがりませんでしたので、8月6日の次の丑の日に期待です。

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No title

こんにちわ。

舌痛症のKrは、これまで診察させて頂いた事がないですね。

先生のご専門は口腔外科だから、紹介で来院されるのですね。

それにしても暑い日が続きますが、お互い健康管理には気を付けましょう。

Re: No title

専門だというが、舌痛症ほど器質変化と症状が乖離した病変はないと思うよ。手探りの奮闘が続きそうです。
プロフィール

奈良井聡

Author:奈良井聡
徳島県の開業歯科医です。

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