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最近の世相と目上の人

2011-11-20

最近、ちょっと増えているのが、酒や喧嘩がらみの顎や歯の外傷なんですが・・・。

酒と喧嘩は世相の悪化のバロメーターと言われますが、ちょっと暗い話です。

自分達の世代では、酒や喧嘩で、自分自身や、ましてや他人を傷つけるなんていうのは別世界の話でした。正確には、若い頃には自分もそのような傾向はありましたが、たいていが目上の人に咎められて終わりというものばかりでした。

能力第一主義で、儒教的な目上を重んじる空気が希薄になり、社会に精神的な大人が少なくなってきたのかなと・・・。

研修医の頃、やっと見つけた時間に、先輩に酒に連れていってもらって、大はしゃぎ。周囲の人と口論になった時、仲裁に入った先輩が自分の代わりに相手に土下座しているのを見て、子供の自分が恥ずかしくて・・・。


失礼ながら職業人としての能力は???の部分もあった彼ですが、『さっきの俺の助太刀、効果があっただろう。謝った俺が勝ったんだぞ~。』という彼は格好良く、それ以来、彼には頭が上がらなくなりましたが・・・。いまでも感謝しています。

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気持ちの変化

2011-11-19

個人的な都合で仕事を休まないことにいたしておりまして、大学卒業後は一度も個人的都合で仕事を休んだことはありませんでした。学会等で時々診療をしない日もありますが、診療の質の向上ということを考えると、やはり仕事の一環と考えております。患者さんへの迷惑を考えると恐縮ではありますが・・・。

先日に体調を崩してしまいまして、半日の臨時休診となってしまいました。

突然の休診はできませんから、午前中は頑張り、午後の予約の方には従業員から連絡を差し上げるようにしていたんですが、連絡のつかない患者さんもいまして・・・。患者さんには、ご迷惑をかけてしまいました。

今回の件から気持ちの変化がありまして・・・。

お年寄りの患者さん中には、

「あの薬は粒が大きくてのめない、この薬は苦い。」

等と言う方もおられますが、そんな時には、

「良薬、口に苦しですよ。」

と諭して、頑張ってのんでもらっているんですが・・・。今回は自己処方した薬の中には、どうしても飲み込めぬものが・・・。鎮咳薬と解熱薬によって喉が渇いて上手く飲み込めないんです。

お年寄りというのは、若年者より唾液の量が極端に少なくなりますから、お年寄りの気持ちがわかったような気がします。

医者というものは薬理作用のみを考えて処方しますが、飲めてこその薬理作用ですから、飲めなければなんの意味もないんですね。

n-オクタノール/水分配係数の小さな薬で、水溶液にしても力価の変化の小さな薬は、薬剤師さんに頼んでシロップしてもらうとか、ちょっと一手間考えて処方すべきなのかななんて考えるようになりました。

どんなに抗っても通らなければならぬのが、老化への一本道。もう少し、お年寄りや消耗した人の気持ちを考えなければなりませんね。人が相手の仕事ですから、ちょっとした薬理作用の変化を気にするよりより、もっと大切なことは相手を自分と置き換えることなんですね。

タイムスリップ

2011-11-11

だれでも若い頃の楽しい思い出というのはありますが、その思い出もだんだんと薄れてきて・・・。

今では自転車にも乗らず、ゆっくりゆっくりと車を運転する自分ですが、若い頃はバイクへの憧れが強くて・・・。

19歳の頃に小学生から貯めた貯金を全てつぎ込んで買ったのが、中古のヤマハのRZというバイク。今はない2ストロークエンジンのバイクで完全なじゃじゃ馬バイクでした。

ただ、じゃじゃ馬を完全に手懐けられず、何度も入院するハメに。それでも大変楽しい思い出ばかり。

しかし、知人に、

「お前が勝手に怪我するのはいいけど、医者を目指しているもんが人を不幸に巻き込む可能性があるもんに乗るな。」

と諭されて、卒業。遠い過去の思い出となってしまいました。

ところが、先日にヤマハのRZを見かけたんです。しかも、ただのヤマハのRZではなく、僕が乗っていたRZが・・・。僕が転倒してつけた数カ所の傷がそのまんま。

1982年製でしたから、もう30歳のバイク!乗っている青年に声をかけたかったんですが、相手もびっくりするだろうなと断念。

自分が関わった人や物が幸せにすごしているというのはいいもんですが、それ以上に20年前にタイムスリップした感覚にとらわれまして・・・。

でも、熱い心は何処に。もう乗りたいという気持ちは全くなく、また乗れる気もせず。時間の流れは残酷です。

聞きたいこと

2011-11-03

一日の大半を僕のベットで過ごす愛猫ですが、彼女にもルールがあるようです。

僕がベットの上にいるときには、必ず掛け布団の上で過ごし、僕がベットの上にいないときには、必ず掛け布団の下にもぐりこんでいます。

いっつも僕にひっついていますから、僕が嫌いという訳ではないようですが・・・。

なぜだか、聞くことが出来れば楽しそうなんですが、叶わぬ妄想ですね。

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夫婦の愛情

2011-11-02

先日に往診に行った時のことなんですが・・・。患者さんの妻より、ぐらぐらしている固定性義歯があり、誤って飲み込んで気道閉塞を生じないか心配との連絡があり、慌てて駆けつけた次第。

一刻も早くとのことで、十分な機材準備とはいえぬ状態での処置となりましたから、患者さんに苦痛を与えてしまっているかなと気の毒な気持ちでおりましたが・・・。

意識レベルの低い状態の患者さんで、発語や見当識はほぼ消失している状態の方ですが、その処置中に、妻に急に手を伸ばし、

「手を握っていてくれ。」

と、おっしゃられたのには驚愕するとともに、清明でない意識の中でも妻のことはわかるんだなと夫婦の絆の深さを感じることになりました。

患者さんの妻は恥ずかしがっていましたが、

「ご主人の手を握ってあげて下さいませんか。」

とお伝えしました。何故なら、如何なる鎮静剤もその手にはかなわないですよね。


プロフィール

奈良井聡

Author:奈良井聡
徳島県の開業歯科医です。

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